2014年11月18日火曜日

合成殺虫剤の問題点〜いたちごっこ〜

合成殺虫剤の環境リスクや健康リスクはもう本Blogの読者の方なら
申し上げるまでもないと思いますが、それ以外にも、それ以上に、
ひょっとして問題となり得るのが、この「耐性」の問題です。

巷ではエボラなどウイルスの話も多いですが、これも耐性がつくと
大問題であろうことは想像できるかと思います。
菌やウイルス、害虫の側も種の保存のために亜種が発生するのです。

シロアリとの戦いはかねて日本だけでなく世界中でもいたちごっこ
でした。実際耐性の問題よりも、その危険性から次から次へと別の
薬剤に変遷して行ったのですが。アメリカだって猛毒クロルデンを
土壌に大量に撒いていた頃もあるのです。未だに燻蒸する国ですから。

さて、GMOやモンサント社の話もご存知の方もおられるかと思います。
もちろん宮沢賢治の例を見るまでもなく害虫と戦いの歴史もあります。
賢治は農薬の導入を進めましたが、夭逝の原因ではと仰る方もいます。

過程はどうであれ、結果的には、自らいたちごっこの構造を作り出し
延々と特定企業がそこでビジネスをやっている、作っているわけです。

害虫と一言で言ってもいろんな問題があります。
昨今では、鹿や猪の被害が林業でも大きく取り上げられており、一部
硝酸塩を使おうという見解があり、議論となっています。

硝酸塩が仮に人体に入ると細菌の作用で亜硝酸塩になるそうですので、
発がんリスクからリスク検証されるべきですが、他に手がないのも事実。

かたやシロアリ対策。ハワイ州を見ても、ホウ酸で一件落着しています。
環境リスクも限りなくゼロに近い。元々、自然界にあるので当然ですが。
ホウ酸では耐性ができません。これもホウ酸処理の大きなメリットです。

天然自然物での防腐防蟻処理なので生態系にもやさしいのです。
地球環境にやさしいのに効果がある、効果が持続する、耐性もできない。
有機物や化学物質に頼らない家づくりにぴったりでこれ以外ありません。
もしあれば教えてください。

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